2014年04月20日 00:00
チョコでダイエット&健康アップ
ビターなチョコには大きなヘルシーパワーが秘められているのをご存じですか? ストレスを解消したり思考力を高めたり、やる気を起こしてくれたりするオフィスワークの心強い味方です。
原料のカカオ豆に含まれる「テオブロミン」という成分は、カフェインと同じアルカノイドの一種で、大脳皮質を刺激して思考力を高めたり、やる気をアップさせたりする効果があると言われています。また、強心剤や利尿剤としての効果も。
さらにチョコレートに含まれる抗酸化物質「フラボノイド」には、血圧降下や悪玉コレステロールと呼ばれるLDLの血中濃度も低下させることが医学的にも実証されています。
そのチョコを食べてヤセられるなんてまるで夢のようなお話ですが、空腹時に甘いものを食べると血糖値が上昇し、食事を始めても満腹中枢が早く刺激され、食べすぎを防ぐ効果があるのです。
また、カカオには食欲を抑制するホルモン「レプチン」が分泌されることもわかっており、ヤセるだけでなく、インスリン抵抗性が改善され、脂肪細胞に脂肪が蓄積されにくくなることも実証されています。
脳の働きに不可欠な糖分ですが、脳のエネルギー源になるブドウ糖は脳に蓄えておく機能がないため、常に補給が必要。同じ糖分をとるなら、健康効果の高いチョコレートからとるのが得策!
賢い食べ方は、ダイエットが目的の場合は、1日50~100gを空腹時と食前に少しずつ食べること。チョコレートを食べると、食後約1時間で食欲を抑制する血糖値と集中力を高める抗酸化作用がピークを迎え、2時間後には徐々に下がっていきます。会議などで集中力を高めたいときには、1時間前に食べるといいでしょう。でも、食べ過ぎて眠くなることもあるので要注意。1回に食べる量の目安は、板チョコの1/4(25g)くらいです。
チョコレートを選ぶときのポイントは、成分を効果的に摂取するためにも、砂糖や油などの混ぜ物が少なく、カカオマスの含有量が多いビターチョコレートがおすすめ。できればカカオ70%以上がベスト。デスクの中にしのばせておいてはいかがでしょう。